『旅行で公共交通機関を使う』編、今回はブリュッセルの地下鉄、メトロ(Metro)の乗り方について詳しく説明していきます。
■メトロの乗り方は?
■メトロの降車の仕方は?
初めての方でも迷わないように、できるだけわかりやすくステップをふんで紹介しています。旅行の参考になれば嬉しいです。
STIB(ブリュッセル首都圏交通会社)の切符の種類と買い方については、こちらをどうぞ!
メトロの路線
現在、ブリュッセルのメトロの路線は、4つ。
1 西駅(Gare de l’Ouest) ⇔ ストッケル(Stockel)
5 エラスムス(Erasme)⇔エルマン ドゥブロー(Herrmann-Debroux)
2 シモニ(Simonis)⇔エリザベス(Elisabeth)『シモニ(Simonis)』
6 ロワ ボードワン(Roi Baudouin)⇔エリザベス(Elisabeth)『シモニ(Simonis)』
メトロ2とメトロ6は、循環になっているため、エリザベス(Elisabeth)とシモニ(Simonis)はホームが違うが同じ駅。
メトロ2とメトロ6のおもな駅
おもな駅に、
- 南駅(Gare du Midi)
- ルイーズ(Louise)
- ポルト ド ナミュール(Porte de Namur)
- アル・ロワ(Arts-loi)
- ロジェ(Rogier)
自動改札に入る前に、駅名が記してある看板があります。
メトロ1とメトロ5のおもな駅
おもな駅に、
- サン・カトリーヌ(Sainte-Catherine)
- ドゥ・ブルケール(De Brouckère)
- 中央駅(Gare Centrale)
- パーク(Parc)
- アル・ロワ(Arts-loi)
- シューマン(Schuman)
- メロード(Mérode)
『メトロ2&6』と『メトロ1&5』の接続駅
- アル・ロワ(Arts-loi)
- 西駅(Gare de l’Ouest)
- Beekkant
これらの駅で、乗り換えができます。
検索、ルート案内
行先、目的地を入力すると簡単にルート案内ができます。
路線図
メトロと、主要なトラム(路面電車)、バスの路線図のPDFです。簡略化されていますが、接続駅などわかりやすくカバーされています。
メトロの乗車の仕方
駅の入り口
『M』マークがメトロの入り口です。
切符の種類
モビブ ベーシック(MOBIB Basic)カード
『プラスチックの磁気カード』
チケット(Les Tickets Sans Contact)
紙の磁気カード
自動改札の通り方
緑のランプが入り口。
MOBIBカード、またはチケット(紙の磁気カード)を右側の赤い部分にタッチします。切符が感知されると、赤い機械の左側の扉が開きます。
大きい荷物を持っている場合、二人で通る場合は、こちらの入り口から。緑のランプがついている丸い部分を押すと、手前の扉が開きます。
中に入ると扉が閉まるので、MOBIBカード、またはチケット(紙の磁気カード)を右側の赤い部分にタッチします。切符が感知されると、前方の扉が開きます。
ホームに着いたら
ホームにはメトロの行き先と待ち時間、運行状況の看板があります。
この駅は、メトロ5とメトロ1が利用できるので、行き先が2種類『Erasme』『Gare de l’Ouest』と表示されています。乗車の際は行き先を間違えないように注意してください。
『メトロの番号』『行き先』『待ち時間』の順番で表記されています。
『↓↓』は到着のマークです。
メトロ乗車のときのドアの開け方
メトロの車両は2種類あります。
どちらも、手動でドアを開けます。
新型、シルバーの車体&ブラウンのドア
緑の丸いボタンを押すとドアが開きます。
旧型、銀色&オレンジの車体
取っ手を、ぐいっと引っ張るとドアが開きます。
(旧型の車両は、一両ごとになっているため、車両間の行き来ができません)
メトロの降車の仕方
メトロ降車のときのドアの開け方
降りるときも、手動でドアを開けます。
新型、シルバーの車体&ブラウンのドア
駅に到着したら、丸いボタンに緑のランプが付きます。ボタンを押すとドアが開きます。
旧型、銀色&オレンジの車体
取っ手を、ぐいっと引っ張るとドアが開きます。
自動改札を出る
緑のランプのある改札が出口として使用できます。
改札を出る方法は、2種類。
- 出口の改札に赤い機械がある場合、MOBIBカード、またはチケット(紙の磁気カード)を赤い部分にタッチして、扉を開ける
- 出口の改札がシルバー(赤い機械がない)の場合、なにもせずに進むと、自動的に扉が開く
MOBIBカード、またはチケット(紙の磁気カード)は、なくさないように気をつけてください。
- 大きい荷物を持っている場合、二人で通る場合は、入ったときと同じように、緑のランプがついている丸い部分を押すと、手前の扉が開きます。
中に入ると後方の扉が閉まります。赤い機械にMOBIBカード、またはチケット(紙の磁気カード)をタッチすると前方の扉が開きます。
自動改札のない駅もあります。自由にホームに行くことができますが、必ずMOBIBカード、またはチケット(紙の磁気カード)を赤い機械にタッチすることをお忘れなく!
例)グランプラスにもほど近い駅、ドゥ ブルケール(De Brouckère)には、自動改札がありません。赤い機械は、ホームへ行く階段付近、もしくは『KIOSK』近くにあります。
ブリュッセルの地下鉄の乗り方のまとめ
今回は、ブリュッセルの地下鉄の使い方について詳しく説明しました。
メトロで注意すること!
ときどき、『お腹が空いて食べ物を買えないからお金をください、という人』や『楽器演奏する人』『歌を歌う人』『カラオケ演奏する人』など現れます。目を合わせないこと、そばに来たら首を振ることで、しつこく付きまとわれることはありません。もちろん、たまにコインを渡す人を見かけますが、地元の人たちはほとんどかNon Merciです。
時差ボケで、眠いこともあると思いますが、居眠りは厳禁です!スリが狙っています。
もっとも困るのが、フランス語表記とオランダ語表記があること。旅行中に慣れることは大変だと思いますので、まずはフランス語表記だけ覚えておくことをおすすめします。
Bon voyage!