ベルギー旅行で味わってもらいたいものの一つにパンがあります。
ベルギーのパンはどちらかというとフランスの影響を受けたものが多い気がします。ブリュッセルには、フランスのパン屋さん『PAUL』がいたるところにあります。
今回は、ベルギー旅行で美味しいパンを食べる!をテーマに説明します。
■ベルギーの朝ごはんはどんなパンを食べるの?
■パン屋さんとケーキ屋さんの違いは?
ベルギーのパンの種類
ヴィエノワズリー(Viennoiserie)
ヴィエノワズリー(Viennoiserie)は、バターや砂糖、フルーツが使われているリッチなパンのこと。菓子パンとして食べることもありますが、おやつというより朝食でいただくことの多いパンです。
クロワッサン(Croissant)
おなじみバターがたっぷりきいたサクサクのパン。外側がパリパリで中がふわっとしているほど美味しいです。
フランス産 冷凍クロワッサン (80g×5個)×3袋
送料込み
¥2,900 (税込)
パン オ ショコラ(Pain au chocolat)
ベルギーでは、クック オ ショコラ(Couque au chocolat)ともいいます。
単なるチョコレートパンとは違い、サクサクのデニッシュパンの中にチョコレートがはさまれたパン。外側にチョコレートがかけられているダブルチョコパターンもあります。
フランス産冷凍ミニパン・オ・ショコラ (35g×10個)×3袋
送料込み
¥2,600 (税込)
パン オ レザン(Pain aux raisins)
デニッシュ生地をカタツムリの形のように、くるくる円状にしレーズンをちりばめたパン。カスタードクリームを合わせたものもあります。
クック オ ブール(Couque au beurre)
バターたっぷりのデニッシュ生地のパン。ベルギーのオリジナル
クック オ レザン(Couque au raisin)
クック オ ブール(Couque au beurre)にレーズンをちりばめたパン
クック スイス(Couque suisse)
パン オ レザン(Pain aux raisins)に似ていますが、アイシングの砂糖がたっぷりかかったレーズンパン
クロワッサン オ ザモンド(Croissant aux amandes)
クロワッサンにアーモンドクリームがはさまれたもの
クロワッサン ア ラ クレーム(Croissant à la crème)
クロワッサンにカスタードクリームがはさまれたもの。冷たくしていただくのが美味しい!
ブリオッシュ(Brioche)
卵とバターがたっぷり使われた柔らかいパン。砂糖が入っているので甘い
パン(Pain)
バゲット(Baguette)
おなじみのフランスパン。外はパリッと中は柔らかい、そんな絶妙な組み合わせは本場フランスで食べるのが一番だけど、ベルギーのバゲットも美味しいです。
バゲット ド トラディション(Baguette de tradition)
形はバゲットに似ていますが、やや細身。そして硬さがあります。中は気泡が大きく入っていて、ややしっとり目。クセになる味わい。
ピストレ(Pistolet)
ベルギーのパン。丸い形で外はパリッとしていて中は柔らかい
バゲット オー セレアル(Baguette aux céréales)
シリアル(穀類)を混ぜたバゲット。
パン コンプレ(Pain complet)
小麦全粒粉入りのパン。食物繊維、ミネラル、胚芽など含まれている。
パン ド カンパーニュ(Pain de campagne)
小麦粉にライ麦が混ぜられた大振りで素朴な田舎パン。日持ちがよく、やや酸味のある味わい
パン ブロン(Pain blanc)
小麦から作られた白いパン
パン オ レ(Pain au lait)
小麦から作られた白いパン。牛乳が入っていて食パンに近い食感
サンドイッチ(Sandwiche)
ベルギーでサンドイッチといえば、ロールパンのようなパンのこと。
バターがたっぷりきいたものもあり、ホットドッグやハムやサラミをはさんでサンドイッチにすることも!
クリスマスのパン
クニュ(Cougnou)
ベルギーのクリスマスシーズンに食べる伝統的なパン。
干しぶどうやパールシュガー、チョコチップなどが入っていて、丸みをおびた人形のような形。この形は誕生したばかりのイエスがおくるみに包まれている姿という説があります。
クニュには、砂糖菓子やマジパンで作られた小さなイエスがそえられています。
ベルギーの朝ごはん
朝ごはんのことをフランス語で、プチ デジョネ(Petit déjeuner)といいます。
ベルギーの朝ごはんはフランスと同じく、基本的に甘い朝食です。
スライスしたパンや食べやすく切ったバゲットををトーストしてヌテラやジャムをぬって食べるのが定番。パンがクロワッサンだったりパン オ ショコラのときも。
それにヨーグルトやフルーツサラダ、コーヒー。
シリアルを食べることもあります。
- パン グリエ(Pain grillé)・・・トースト
- コンフィチュール(Confiture)・・・ジャム
ハムやチーズを食べる家庭もありますが、朝から糖分をたっぷりとって体を動かせるのがベルギー流。
ホテルの朝食もツーリスト向けに塩系の朝食もありますが、圧倒的に甘い系の種類が多いはずです。
パン屋さんとケーキ屋さんはどう違う?
ブーランジェリー(Boulangerie)はパン屋
パティスリー(Pâtisserie)はケーキ屋
名前の違いはありますが、今やお店に置かれている商品に差があるかといえば、ほぼ同じです。
パンを買いにブーランジェリーに行くとか、ケーキだからパティスリーでなければ、といったこだわりはありません。
きっとお店の看板を気にして買っている人はいないのではないかと思います。
というのも、パティシエとブーランジェが両方の資格を持っている場合もあり、そして経営的にも両方の品揃えをしたほうがマーケットも広がるので、あえて分ける必要がなくなってきているのが現状です。
だから、ブーランジェリーにもケーキや焼き菓子があるし、パティスリーにもバゲットやパンがあります。
チョコレート屋さん(ショコラトリー)にも、ケーキがあったりもします!
まとめ、美味しいパンの種類と選び方
ベルギー旅行で美味しいパンを食べる!パンの種類と選び方を紹介しました。
バゲットは出来立てがもちろん美味しいので、チャンスがあれば店内で焼いているお店をおすすめします。
一日たつと固くなって食べられなくなりますので、買い置きはNGです。そのときに食べる分だけ購入するのが一番。
そしてシュクルが思うことは、美味しいパン屋さんはタルトやパイ系のケーキや焼き菓子が美味しいということ。生地にこだわりがあったり、焼き方に工夫があったりするからかなと思います。
ぜひ、ヨーロッパの美味しいパンを味わってみてください!