旅行の楽しみのひとつ、現地のレストランで食事をすること!
ベルギーは美食の国。美味しいものをいっぱい食べたい!と、食に対する期待度を込めてベルギーを訪れる人たちがたくさんいることと思います。
ベルギー料理をはじめ、フレンチ、イタリアンなど本格的なヨーロッパの料理を楽しむことができます。
今回は、ベルギーのレストランで食事を楽しむために、基本のメニューの見方についてわかりやすく説明します。
- ベルギーのレストラン、予約は必要?
- どうやってメニューを見るの?
- 前菜やメインディッシュ、どうやって選んだらいいの?
観光客でも気軽に利用できるカジュアルなレストラン、地元の人たちが利用するレストランについて解説します
星付きの高級レストランはまたの機会に…
Bon appétit !
レストランの見つけ方
ベルギーで美味しいレストランを見つける方法は、
- ガイドブック
- ブログ情報(体験者の口コミ)
- ホテルのコンシェルジュ、フロントで聞く
- 口コミサイト、トリップアドバイザー
口コミサイト『トリップアドバイザー』は、在住者の私たちもレストラン選びの参考にします。あまりにも評価が低いときはNG。ガイドブックやブログ情報でレストランの目星をつけて、次にトリップアドバイザーで評価を確認するというのが、美味しいレストランを見つける近道だと思います。
ホテルのコンシェルジュにおすすめレストランをきくことも、確かなレストラン情報をゲットできるはず。
レストランの予約
ベルギーのレストランの営業時間は、ランチタイムとディナータイムに分かれています。
- ランチタイム 12:00~14:30くらい
- ディナータイム 18:00~22:00くらい
もちろんレストランにもよりますが、大体、このような時間帯で営業しています。
人気のレストランに行く場合は予約をおすすめします。最近はレストランのサイトからネット予約できるお店も増えてきたので利用してみてください。
ホテルのコンシェルジュやフロントで予約をお願いしてもいいですね。『レストランの名前、電話番号、予約したい日時、人数、予約者名』をメモしておけばスムーズに依頼できるはず!
レストランのランチタイム
ランチタイムのピークは12:30くらいから。14:30~15:00にはランチタイムが終了してレストランが閉店します。
行きたいレストランが決まっていたら予約をおすすめします。電話予約が苦手だという場合は、12時のレストラン開店時に並んでいれば、入れる可能性が高いです。12:30を過ぎると、人気のレストランは満席になるので、予約なしだと席が確保しづらくなります。
14時過ぎるとランチタイムが終わりに近づくので、レストランによってはラストオーダーが終わって断られてしまうか、もしくは大急ぎで食べなくてはならなくなるので、ご注意を。
遅いランチをとるときは、カフェの食事をおすすめします。
レストランのディナータイム
ディナータイムのピークは、19:00~20:00くらいから。この時間帯に予約を入れることが多いです。
ディナーは予約することをおすすめします!空いているから予約なしで入れたレストランが高くてあまり美味しくなかった……なんてことになったら、せっかくの旅行が台無しです。評判の良いレストランでゆっくりディナーを楽しんでもらいたいと思います。だいたい2時間くらいかけて食事をします。
レストランの閉店時間は22時が多いです。
レストランのメニューの見方
レストランのメニューは、フランス語、オランダ語、そして英語がいっしょになっているか、ぞれぞれの言語ごとになっています。
フランス語でメニューは、カルト(Carte)
ブリュッセルのレストランでは、大抵、英語が通じます。
英語のメニューがほしいときは、『Do you have a menu in English?』でOK
フランス語の簡単なフレーズでいう場合は、
La Carte anglais, s’il vous plait.
ラ カルト アングレ シルブプレ
多くのレストランでは日本人の私たちには、英語のメニューでいいか聞いてくれたり、はじめから英語のメニューを持ってきてくれます。あまり心配しなくても大丈夫です。
アントレ(Eentrée)
前菜のこと
- アントレ フロワド(Entrées froides)・・・冷たい前菜のこと。サラダなど
スモークサーモン Saumon fumé(ソーモン フュメ)
小エビのトマトサラダ Tomate aux crevettes(トマト オ クルベット) - アントレ ショード(Entrées chaudes)・・・温かい前菜のこと。スープなど
本日のスープ Soupe du jour(スープ デュ ジュール)
小エビのクリームコロッケ Croquettes de crevettes(コケット デ クルヴェット)
プラ(Plats)
メインディッシュのこと
肉料理と魚料理、そしてベジタリアンに分かれていることがあります。
肉料理、ヴィヤンド(Viandes)
おもな、お肉の種類
フランス語 | 読み方 | |
牛肉 | boeuf | ブフ |
子牛 | veau | ヴォー |
豚肉 | porc | ポール |
鶏肉 | poulet | プレ |
鴨肉 | canard | カナール |
子羊 | agneau | アニョー |
うさぎ | lapin | ラパン |
ステーキの焼き加減とソース
ステーキを注文したときには、肉の焼き加減を聞かれます。
フランス語の言い方は、
- ブル(Bleu)・・・ほとんど生に近いレア(表面を軽く焼いただけ)
- セニャン(Saignant)・・・ミディアム レア
- ア ポワン(A point)・・・ミディアム
- ビアン キュイ(Bien cuit)・・・ウェルダン
レストランによっては、お肉料理に添えるソースはどれがいいかと聞かれることがあります。
一般的なソースは、
- ポワーブル(Poivre)・・・胡椒
- シャンピニオン(Champigons)・・・きのこ
- ロックフォー(ルRoquefort)・・・ブルーチーズ
魚料理、ポワソン(Poisson)
おもな魚の種類
フランス語 | 読み方 | |
しゃけ | Saumon | ソーモン |
まぐろ | Thon | トン |
たら | Cabillaud | キャビヨー |
シタビラメ | Sôle | ソル |
オマールエビ | Homard | オマール |
かき | Huître | ユイートル |
ムール貝 | Moules | ムール |
小エビ | Crevettes | クレヴェット |
ホタテ | Coquilles St-Jacques | コキーユ・サン・ジャック |
デゼール(Desserts)
デザートについて、詳しくまとめた記事がありますので、こちらをどうぞ!
メニューの選び方
『食前酒から前菜、メイン、デザートまで、コースで注文しなくてはいけないの?』と悩むことがあるかもしれませんが、大丈夫です!観光客の方でも気軽に利用できるカジュアルなレストラン、地元の人たちが利用するレストランでは、そんなに厳しいルールはありません。
- 前菜(Eentrée)+デザート(Desserts)
- メイン(Plats)+デザート(Desserts)
- 前菜(Eentrée)+メイン(Plats)
- 前菜(Eentrée)+メイン(Plats)+デザート(Desserts)
どのパターンでも、注文できます。量が多いので、お腹が空いていないときは、『メイン(Plats)+デザート(Desserts)』でも十分だと思います。『メイン(Plats)』だけでも。
日替わり料理、プラ デュ ジュール(Plat du jour)
レストランによって、『前菜(Eentrée)+メイン(Plats)+デザート(Desserts)or コーヒー』とか『メイン(Plats)+デザート(Desserts)or コーヒー』がセットになっていることがあります。とくにランチに多いのですが、いろいろ楽しめてお得感のあるメニュー。おすすめです!
子ども用プレート、ムニュ アンファン(Menu enfant)
子ども用メニューのあるレストランもあります。12歳までが利用できます。
メイン、デザート、飲み物が選べます。量も少なめで、ポテトフライ(フリット、Frit)がついていたり、子どもが食べやすいメニューになっています。
レストランで迷わないメニューの見方のまとめ
レストランで食事をするときに、初めてでも迷わないメニューの見方を紹介しました。
フランス語のメニューを理解するのは、はっきり言って簡単ではありません。たとえ英語で『〇〇風』と書かれてあっても、〇〇風がよくわからない・・・そんなことが多々あります。
まずは、お肉か魚。そして、その種類。
プラ デュ ジュール(Plat du jour)は、その日のレストランのおすすめが食べられるので、苦手なものがなければ、ぜひお試しを!
次回は、レストランで注文の仕方について説明します。