海外旅行での大きな悩みのひとつ、それは、お金の管理
いくら持っていけばいいのか、現地通貨か、日本円か・・・
スリも怖いけど、旅行先で現金が足りなくなるのも心もとないし、という心配があります。
では、ベルギー旅行でお金をどのくらい持って行ったらいいのか?
今回は、ベルギーのキャッシュ事情を紹介します。
■ベルギーで使えるクレジットカードは?
■ユーロに両替するには?
■現金はいくら持っていく?
■海外旅行で安全に現金を持ち歩くコツは?
現金 or クレジットカード?
普段、ベルギー人は、現金よりも、『バンコンタクト』というデビットカード兼用の銀行のキャッシュカードを使って支払いをします。お店やレストランでも、現金より『バンコンタクト』で支払う方がスムーズで簡単です。
だから、お店もカード払いに慣れています。
旅行者も、現金よりクレジットカードを使うことをおすすめします。
『クレジットカードをメインにして、プラス少額の現金』が、ベルギー旅行にはいいのではないかと思います。
ベルギーで使えるクレジットカード
ベルギーに持っていくべきクレジットカードは、『VISA』、『Master Card』
アメックスは、たまに使えないショップもありますので、サブのカードとして。アメックス、1枚だけだと不安です。
JCBカードは、ほぼ使えないと思ってください。
クレジットカード、事前に確認すること
- 使用限度額(ショッピング、キャッシング)
- 4桁の暗証番号
- カードの裏面にサインをしておくこと
上記の他にも、
・海外キャッシングができるか
・海外旅行保険はついているか
・海外のサポートデスク、など
クレジットカードのメリット
クレジットカードの種類、ステータスによって、使えるメリットが異なりますので、旅行の前に確認するしてください。
一般的なクレジットカードのメリットについて紹介します。
紛失、スリなど盗難にあったときの補償
カードの紛失、スリなど盗難にあったとき、カードをストップすれば、被害が最小限に抑えられます。被害の届け出をすることによって、不正使用の被害にあってもカード会社から補償が受けられます。
クレジットカードの付帯サービス
海外旅行保険、空港ラウンジの使用、現地加盟店の優待など、カードの種類やステータスによって異なりますが、さまざまな付帯サービスが利用できます。
クレジットカードのポイント
カードで支払うと、ポイント還元やマイルの加算などの特典がつきます。
ATMでユーロを引き出せる
クレジットカードの海外キャッシングサービスを利用することで、ATMからユーロを引き出すことができます。
ユーロに両替するには?
ベルギーでユーロに両替できるのは、
- 空港
- ホテル(一部のホテル)
- グランプラス近くの両替所
が、分かりやすく安全だと思います。
少額の両替であれば、レートや手数料を気にするより、より安全な場所での両替をおすすめします。
ユーロに両替するときの注意点
ユーロに両替するときに注意したいのが、高額紙幣のユーロにしないこと!
高額紙幣とは、
500ユーロ、200ユーロ、100ユーロのこと
これらの高額紙幣は、買い物の際に、多くのお店でおつりがないので使えないと断られます。
ベルギーでは、現金よりも『バンコンタクト』で支払うことが多いので、高額紙幣を扱わない店がほとんどです。通常の買い物では使われることがなく、あまりお目にかかることはありません。
また、偽札の問題もあり、EUでは500ユーロ札、200ユーロ札など高額紙幣を将来的に無くしていこうという方針です。
現金で使いやすいのは、20ユーロ札
20ユーロ札を中心に、両替することをおすすめします。
10ユーロ札、5ユーロ札でもOK
お札が多くなってしまう場合は、50ユーロ札を含めても。
日本で両替してくる場合は、とくに気をつけて高額紙幣にならないようにしてください。
旅行中、現金が必要になるとき
有料トイレに入るとき
50セント前後。コインで支払います。
屋台でワッフルやフリッツを買うとき
街角のワッフルカーや屋台のフリッツは、現金のみになります。
マルシェ(市場)やブロカント(蚤の市)
マルシェ(marché)やブロカント(Brocante)は、10ユーロ、5ユーロの少額紙幣か、コインで支払いをおすすめします。
おつりがないという場合がありますので、できるだけ小銭を準備したほうがいいです。
公共交通機関の切符を買うとき
駅の窓口や券売機で切符を購入するときは、クレジットカードが使えますが、バスや路面電車の運転手から買うときは、5ユーロ以下の現金のみとなっています。
会計が少額のとき
お店によっては、クレジットカードが利用できる最低金額(たとえば5ユーロ以上など)が設定されている場合があります。
その際には、現金で支払うことになります。
ベルギーはチップが必要?
レストランで食事をしたときなど、チップは料金に含まれているので必要ありません。
ただし、気持ち良いサービスを受けたと思うときは、数ユーロのチップをテーブルに置きます。そのときは、2ユーロ、1ユーロ、50セントコインを使います。
小銭が余っているからといって、5セント、2セント、1セントコインをジャラジャラとテーブルに置くのはマナー違反になりますので、ご注意を!
実際、現金はいくら持っていく?
一日の予算×滞在日数
ホテル代やレストラン、高額ショッピングなどは、クレジットカードで支払うという前提です。
現金を使う1日の予算を計算します。そして、滞在日数を掛けます。
カフェでコーヒーを飲んだり、スーパーでお水を買ったり、ワッフルを買ったり・・・一日、20~30ユーロくらいなのではと思います。
持っていく金額の目安
個人旅行で、豪遊をせず、支払いはクレジットカードをメインに行うことを前提にした場合、
クレジットカードを2~3枚持っていれば、200~300ユーロと日本円で2~3万円くらいでいいのではないかと思います。
ユーロが足りなくなったときに、円を両替したり、クレジットカードで海外キャッシングサービスを利用すればよいと思います。
海外旅行で安全に現金を持ち歩くコツ
現金は必要な分だけ持つ
その日に使う予定の現金を持ち歩きます。
全財産をまとめて持ち歩かないようにします。ホテルのセキュリティボックスなど、鍵のかかる安全な場所に保管することをおすすめします。
現金は分散して持つ
財布を落としたり、すられたり、盗難にあった場合のリスクを最小限にするためにも、ひとつの財布に、すべての現金を入れておかないようにしてください。メインの財布、予備の財布と分けることをおすすめします。
クレジットカードも一か所にまとめるのではなく、別々に保管してください。
●バッグは、チャック付きの斜めがけできるもの
バックパックに貴重品を入れるのは、NG
●外で、財布をバッグから出し入れしないようにする。お店で会計が済んだら、店内で財布をバッグにしまう
●屋台など野外で買い物をする際には、小銭入れを使う
スキを見せないこと、高額紙幣を見せないことが大切!
ベルギー旅行で現金はいくら持っていく?クレジットカードは使える?のまとめ
今回は、ベルギー旅行で持っていく現金、クレジットカードについて紹介しました。
一般的なことについてまとめたので、それぞれの旅行のスタイルに合わせて、ベルギー旅行のときの目安にしていただければと思います。
日本人の旅行者は、高額紙幣の現金を持っているというイメージがあり、スリや盗難にあうケースが多々あります。
そういったリスクを減らすためにも、20ユーロ以下の少額紙幣の使用とクレジットカードを利用することをおすすめします。
空港からホテルまでの交通費と食事が1回できる程度の現金は、日本で両替して、ユーロを持ってきた方がいいと思います。