『かいけつゾロリ』ハーフの子どもがハマるおもしろい本

『日本語の本を楽しんでほしい!』と願うのは切なる親の願いなのですが、なかなか思い通りに進んでくれません。

私が絵本の読み聞かせをしていたのは、小学校低学年のころまで。子どもは、喜んで物語を聞いていました。
子どもの年齢が上がり、それなりの本を選ぶと、読み聞かせをする長さではなくなります。そろそろ自分で読んでほしいなと本人に任せると、とたんに本から離れていきます。

それは、『本が苦手』というよりは、漢字を読むのがめんどくさいという理由から。

そんな日本語の本をなかなか手に取らなかった我が家の子どもたちが、ハマった『かいけつゾロリ』を紹介します。

■『かいけつゾロリ』の魅力はどんなところ?
■人気の秘密は?
■『かいけつゾロリ』最新作は?

今回は、読書に興味がないという子どもを惹きつける楽しい本を紹介したいと思います。

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CONTENTS

『かいけつゾロリ』の魅力

『かいけつゾロリ』シリーズは、30年以上続く児童文学。
1987年『かいけつゾロリのドラゴンたいじ』が発表され、現在66巻『かいけつゾロリ スターたんじょう』が出版されています。

『かいけつゾロリ』は、どんな物語?

いたずらの王者を目指し、日々修行をしている主人公のキツネ『ゾロリ』
そんなゾロリを師とあおぎ、尊敬しているのが双子のイノシシ『イシシ』と『ノシシ』
3人が修行の旅をしながら繰り広げられる冒険や活躍する姿を描いた物語

『かいけつゾロリ』の人気の秘密

おもしろい登場人物

主人公ゾロリは、いたずらの天才。お調子者で、もうけ話や宝物が大好きだけど、結局、詰めが甘くて手に入れられないパターン。しかし、失敗してもあきらめないポジティブなキャラクター。

ゾロリの子分、双子のイシシとノシシは、食いしん坊。兄のイシシの大好物はメロンパン。しっかりものだけど不器用なためうっかりミスが多い。弟ノシシはおにぎりが大好物。手先が器用。
2人とも要領が悪くドジでゾロリの足を引っ張ることも多いが憎めない。難しいことを考えるとおならが出る体質。

シンプルなストーリー

ゾロリの旅の目標は、3つの夢を手に入れること

  • いたずらの王者になること
  • かわいいお嫁さんをもらうこと
  • 自分のお城をもつこと

これらの夢をかなえるために、毎回さまざまな事件に巻き込まれ、難関を乗り越えていく物語です。ストーリーはいたってシンプル。
夢とロマンがあり、友情、そして感動ありの壮大な冒険物語は、子どもたちにもわかりやすく、そこが人気のポイントなのだと思います。

いたずらがいっぱいで、ちょっとずる賢くて、下品で、いい子じゃないゾロリたちに共感し、頑張る姿を応援したくなるのではないかと思います。

絵がいっぱい

文字だらけの本は、どうしても敬遠されてしまいます。『かいけつゾロリ』は見ためから、絵に引きつけられます。
そして、本の構成も素晴らしく、本文と挿絵のバランスがよく考えられています。見開きページの使い方や迷路や地図など、視覚に効果的に構成されています。セリフが吹き出しになっていたり、マンガ風になっていて親しみやすさもあります。

そういった工夫が、子どもがあきることなく本に向かわせているのだと思います。

最新作『かいけつゾロリ スターたんじょう』

今回のゾロリのたくらみは、アイドルグループを作って大もうけをすること。イシシとノシシを従えて、ゾロリは世界的大プロデューサーになって大成功できるかな?

おまけ、アニメ『かいけつゾロリ』

過去にも、テレビアニメや映画が放映されました。

  • 2006年3月『まじめにふまじめ かいけつゾロリ なぞのお宝大さくせん』
  • 2012年12月『映画かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!』
  • 2013年12月『映画かいけつゾロリ まもるぜ!きょうりゅうのたまご』
  • 2015年9月『映画かいけつゾロリ うちゅうの勇者たち』
  • 2017年11月『映画かいけつゾロリ ZZのひみつ』

2020年4月からNHK Eテレで、『もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ』が放送開始!

まとめ、『かいけつゾロリ』ハーフの子どもがハマるおもしろい本

シュクル

ハーフの子どもがハマるおもしろい本として、『かいけつゾロリ』を紹介ました。
『かいけつゾロリ』は、男の子だけでなく女の子も楽しめる本です。

難しい漢字が使われていなく、振り仮名もふってあるので、子どもが自分で読める本です。
学年が上がると、読み聞かせで耳だけで物語を聞くよりも、自分で読んで理解するということが必要だと思います。
外国語を第1言語とする子どもが、日本語の本を読む習慣をつけるということはとてもハードルが高いことだと実感しています。

大人からしてみたら、もっと『いい本』を読んでほしいと思いがちですが、エンターテイメント性たっぷりな本でもよいので読書に興味を持ってくれることになればと願っています。

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